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集合住宅

蛇の道はheavyだぜ

横光利一 春は馬車に乗って 感想文

「春は馬車に乗って」の魅力を三点にまとめるとしたら ①余裕と冷静さを失っていく夫の変化 ②夫婦の関係性の変化 ③スイトピーがもたらす効果 であると私は考えている。 最初の場面で印象的なシーンがある。妻が松を見ているとき、夫は亀を見ている場面だ。同…

教室

(まず最初に近況報告をすると、就職が決まり先日大学を卒業しました。 地元での就職が決まり、現在実家にいます。春からは社会人です。 実家の掃除中、高校生の時に書いた落書きが発掘されたので、懐かしいから書いておきます。特に大したことが書いているわ…

私の最も美しい一日のこと 2

ナゾのパラダイスに一人で行った後、車で母方の祖母を迎えに行った。そして家族四人で蟹を食べに行った。うちはやたらと蟹が好きな家で、贅沢と言えば蟹!というようなところがある。祖父の告別式の日、本来は父と母は、父の勤め先の慰安旅行で香住へ蟹を食…

私の最も美しい一日のこと 1

2015年2月25日 私はその日、突然の思いつきによりナゾのパラダイスを見物していた。(ナゾのパラダイスそのものについて言及しているものは、別にあるのでよければ見ていただければ嬉しいです。) 二人で行った思い出の場所に一人で行っていることに、どこぞの…

淡路島『ナゾのパラダイス』再訪&取材編

数年前に、ナゾのパラダイスを訪れた。 しかし当時の私には内容があまりにも過激だったのと羞恥心を掻き立てられたために、あまりナゾのパラダイス自体のことをよく覚えていないことに思いついた。 ナゾのパラダイスに関する記事が書きたい、しかしあれでは…

淡路島『ナゾのパラダイス』に赴いてしまった時の話

ナゾのパラダイスを知ったのは、高校一年生の頃だった。 私が所属していた生物研究部の活動で、立川水仙郷付近のフィールドワークをすることになった。この部活は『外部の友達を連れてきても構わない』ようなとてもゆるい部活だったので、私の友人のZも参加…

コンビニ行脚いたずらの旅 2

四件目、ローソン。華やかな20代の女性が私のレジをしていた。毛先にパーマネントのかかったボブカットで、結構可愛い子。横にいる女性店員ともっと話したそうにしていたので、彼女たちは仲がいいのだろうと推測した。詰め替え用ではない、ちゃんと容器には…

コンビニ行脚いたずらの旅 1

なにか面白いことがしたい。この何も起こらない退屈な日々に何か変革を起こさなくてはならない。 リメンバー。思い起こせ。高校生のあの頃は、自分で面白いことを探していたではないか。隕石は燃え散る瞬間が最も美しいように、『衝動』している瞬間が最も私…

過ぎ行く他人と快速電車

鳥取へ帰る友人Sと三宮で別れたあと、電車に乗った。そのままうちには帰らずに途中の駅で降りて一人でラーメンを食べた。その駅はラーメンの激戦区なのかラーメン屋さんが隣り合わせて何店舗もある。文明の利器『食べログ』を駆使して評価の高い店に決める。…

バレンタインとグミックス

年々バレンタインが自分にとって遠いイベントになっていく。今年ほどバレンタインの存在感が空気だったことあったかしら。数日のあいだ、Sという友人がこっちに遊びに来ていて、映画館で映画を観たり(ベイマックス!)家でも映画を観たり、グミを作ったりして…

雪の降る日に

某月某日 この街に雪が降った。積もるほどではない、短期的な粉雪である。口を開けたり目を開けたりしていると雪が入ってくるので、口を固く閉じ、薄目を開けて自転車を漕いでいるとたまらない窒息感に襲われる。バイト先のスーパーに近づけば近づくほどより…

ちーちゃんはちょっと足りない 感想文

阿部共実さんの『ちーちゃんはちょっと足りない』という漫画を読んだのだが、鮮烈な印象が残ったため、感想を書こうと思う。 この漫画はちーちゃんを主人公にしている…‥と見せかけて、その友人のナツが主人公の漫画であると思う。 一話から四話まではほのぼ…

退廃未遂

いつからか自分にはある恐怖が付きまとっていた。 『私が演じている私の皮を剥いだその奥には、つまらない私しかいない。』と。私は人と話していて時折ひやりとする。私が本当はつまらない人間であることがバレてしまったのではないかと。私は自分の底を知ら…

ヒトリスト断念

少女の頃は太宰治の女生徒を読んでああこれは私だ、と思った。自分に自信がなく、それでいてこっそりと薔薇の刺繍を隠し持っている彼女の姿が私と同じだと思った。あの文章はまるで頭の中の考えてることがとけでたみたいに雑多で、少女らしくて素敵だった。 …

ほとんどスーパー

お久しぶりです。稲森です。テストが終わりました。二つの意味でテストが終わりました。今日からは特別学期というものが始まるのですが実質的には春休みです。 春休みはどうせバイトをして、それか一日中家にいるか、たまに出掛けたりなんかして日々の退屈さ…

理想像が具体的になる

二十歳になると焦る。自分の年齢が10代から20代になってしまった。 三ヶ月ほど付き合った末別れた人が一人いるため、私の経験値はゼロではないのだが、数字で表すなら0.3ぐらいだと思う。確実に1に満たない。私が大学を卒業したら22歳。焦る。世の中の人たち…

私が初めて付き合った人 2

後ろから声をかけられた。Yちゃんだった。『あっ!Yちゃんだ!』無言を貫いていた私が弾んだ声を出す。Yちゃんと少しお話をする。 『そちらの方は?』『体育祭見に来てて、今駅まで送ってるの』 Yちゃんともう少しお話ししていたいと言う気持ちが芽生える。…

私が初めて付き合った人

初夏のような陽気の五月のことだった。 付き合って一ヶ月になる彼から最近何か予定はあるのですかと聞かれた。 『週末に大学で体育祭があります。この大学は一年生は文化祭と体育祭は必ず出席しないといけなくて、単位をもらえなくなるんですよ』 というよう…

特別な女の子 2

中学校に上がって、私は初めて今が終わらなければいいのにって思った。Zと出会ってからの私の6年間は何よりもきらきらしていた。同じ小学校から上がった友達から、友達になったのだと言われて紹介されたZと目があった時、 『ああ、私はきっとこの子の友達に…

特別な女の子 1

小学六年生の時、私は自らの人生を諦観していた。保育園の頃、私は早く小学生になりたかった。近くの小学校に通う子どもたちが保育園に訪れて、『小学校は楽しい』と言っていたからだ。私からは彼らが眩しくて、素敵なお兄さんやお姉さんに見え、憧れた。き…

同窓会に行ってきた

同窓会に行き、久々の人たちと会ってきた。会場はKという場所。 ちなみにこのKの別館はかつて谷崎潤一郎が滞在し、蓼食う虫を執筆した所らしいので、面白いなと思った。(蓼食う虫には淡路人形浄瑠璃が出てくる。そして私の髪は人形になる。縁がなくもないよ…

成人式に行ってきた 2

流石に市長に物を投げたりだとか、話を聞かずに暴れたりするような人はいなかったが、話の最中にスマホをいじっている女が多く目立ったのには閉口した。 正直市長の話がそう面白くてためになるようには思わないが、その態度はどうなのだろう。ちゃんと聞いて…

成人式に行ってきた

私の朝は成人式にもかかわらず、あまり早くない。一年前から、近所の床屋さんに着付けと髪を頼んでいたので、8時に着けば良かったからだ。 髪型は、お団子の中に詰め物を入れてくれていたので、髪にボリュームを出してもらえ、前撮りの時よりも私のイメージ…

アニメぐらいは充実してる

平熱になり、随分と体も楽になった。喉に嵐を飼っているために、呼吸を忘れて咳に勤しまなくてはいけないが。 にしてもインフルエンザというのは実に多芸だ。私を飽きさせないためか、発熱頭痛だけでなく、咳や鼻水など多種多様にもてなしてくれる。尤も、謹…

初めてクラブに行ってみた話 2

ここからはクラブで思ったことを箇条書きにしていこうと思う。①何せ音量が大きいから、話したいという気持ちを失せさせる人と話す際、耳元で大きな声で話さなくては聞こえない。だから私は携帯を取り出して、文字を見せて意思表示をしていた。その方がスマー…

初めてクラブに行ってみた話 1

私たちが行ったのは神戸三宮にあるLARUSというクラブだ。そこを選んだのは、 『大阪は何となく怖い。でも三宮なら土地勘もあるし大阪より敷居が低そう。』という同行する友人の判断によってだ。クラブには音楽を楽しむ音箱と、ナンパを目的としているナンパ…

初めてクラブに行ってみた話 前座

12月31日は須磨水族館で行われている、『須磨アクアイルミナージュ』を鈴木と一緒に見に行こうと計画していた。 しかし、12月31日の数日前に1000人分の前売り券が売り切れていることを知り、驚愕した。須磨などというそんな辺境の地に千人も来るのか。そんな…

図書館の記憶 2

学校の図書室は書籍の数も少ないし、小規模だし、借りに来る人も少ない。老朽化した床は歩いているとギシギシと軋むし、市立図書館のような美しさもない。だから入学当初はあまり魅力を感じなかった。しかし高校生になってから、学校の図書室にも魅力を感じ…

図書館の記憶 1

中学三年生から高校三年生の頃、市立図書館に足繁く通っていた。本を読むことが楽しかったから、というのも一つの理由だが、あの図書館が好きだったからだと思う。 家に持ち帰って本を読んでいるときよりも、借りる本をどれにしようかと探して回る時の方が心…

ヘドロのような日常を

クリスマスの日、私は浮かれたサンタ帽を被って、スーパーのレジのバイトを六時間やっていた。失われていく目の光。何で私こんなに働いているんだろう。 月曜日は5時間、火曜日も5時間。水曜日は休みで木曜日は6時間。そして金曜日は7時間。 当初の契約での…

人の好意を断れない病

例えばのお話です。ある日、あなたは大鍋でカレーを作りました。朝昼晩食べて三日分ぐらい持つでしょう。さて、そこにあなたの家の隣人が、今日中に食べなければならないようなナマモノを持って現れました。(一度冷凍して解凍されているので、冷凍庫には入れ…

今年のクリスマスイヴ

『私友達とクリスマスにホールケーキ食べるのと、大晦日一緒に友達と過ごして年越しするのが憧れなんだけど、どちらか実現できないかな』という文章をLINEで鈴木に送りました。 鈴木は『どちらも実現できます…』 という文章を返してきました。なんてイケメン…

初めてラーメン二郎に赴いた話

これは2014年8月27日の出来事である。その日私は東京にいた。八年程仲良くしている友人とのオフ会を目的に。 場所は東京の池袋。朝早くに夜行バスでたどり着いた。東京1日目。 関西にはラーメン二郎のインスパイア店は存在するが、『ラーメン二郎』と銘打っ…

starlight

冷たい空気と空気の間を切り裂いて、自転車で団地の急な坂を降りていく時、自らが流れ星になったような不思議な心地によくなった。冬はいつも空が澄んでいて、頭上には無数の星屑があった。 家までの路には街頭が少なく、住宅の明かりもまばらに灯っている。…

成人式の前撮り

今日、成人式の前撮りに行ってきた。家族との写真も撮ってもらうため、わざわざ父と母も淡路島から出てきてくれた。撮影スタジオは梅田駅付近の某所。振袖は結婚すると着られなくなってしまうし、未婚女性であっても、30過ぎになって着ることは恥ずかしい。…

裸婦像にブラジャーを着けた話

学校の裸婦像にブラジャーをつけること。それはいつのまにか、私自身の宿願となっていた。 ブラジャー装着を"冬"に行うというのに拘りがあった。利点が二つあるからだ。普段池の周りは人気がなく、誰も近寄ってこない。もし裸婦像にブラジャーを着けても、誰…

裸婦像にブラジャーを着けた話 前置き

友人が私に言った。「学校の池の近くにある裸婦像に、ブラジャーをつけるのが私の積年の夢だ。」と。 私は面白そうだと思った。 高校二年の夏。日差しも強く、木々の葉も濃く生い茂る頃、私たちは裸婦像の元に駆けた。手には巻尺を持って。裸婦像の「トップ…

『サトちゃん』

あなたはサトちゃんを知っていますか。 サトちゃんムーバー: http://youtu.be/veVrk3pWjIc そう、こいつだ。ドラッグストアの店頭に置かれていて、金を入れると2~3分の前後運動を繰り返す象だ。しかも、物凄く耳に残るメロディーを大音量で流しながら動く。…

12月13日と12月14日の話

後でいつか読み返すことを想定して、ブログの記事をカテゴリー分けしてみた。『ごめんねー』は日記的な文章、つまり日常についてだらだら書いているもの。 『すなーおじゃなくって』は自分の好きなものや最近はまっているもの、考えだとかをだらだら書いてい…

ゆめちゃん

わたしが小学一年生の頃のことです。担任の先生に『ゆめちゃん』の作文を書いてくるように言われました。ゆめちゃんとはわたしが飼っているハムスターのことです。 わたしの小学校では毎年作文集が作られ、一学年に一人が代表で作文を書き、その冊子に記載さ…

私の女の子らしさ 女々しさ 2

ある出来事が起きた。高校三年生の時のことである。受験が終わり、最終登校日も終わった頃、私は運転免許を取るため1ヶ月ほど徳島県にいた。 修了検定を何とか終わらせ、仮免許を取って数日後、三時間の高速教習があった。 高速教習では、教官と三人の生徒…

私の女の子らしさ 女々しさ

以前も述べたように、私は中学生の頃同級生の男子たちが嫌いだった。女子たち以上に陰湿だったし、場所も弁えずに下ネタを話している彼らを低俗だと心から蔑んでいた。 私は男子たちだけでなく、自分の『外』にいる女子たちのことも嫌いだった。 すぐ誰かの…

何も語れない

私には人に語れるような好きなものなんてないんじゃないかと思う。私はアニメが好きだけれど、特にそのアニメのイベントに行ったりもしなければ、円盤を買って制作会社に貢献したりもしない。 つまりアニメに対してお金を使わない。アニメに割いている時間は…

じめじめ

ネットが普及してから、一人暮らしの人は以前よりも寂しくないはずだと思う。一人でも別に孤独ではない。狭い部屋の中にいても、小さな端末を取り出せばどこへでも繋がることが出来る。 以前は私の通信媒体はスマホしかなかった。パソコンからインターネット…

生々しい話

中学生の頃、私は同じ学校の同学年のすべての男の子を嫌悪していた。 下の階のベランダで食事していた我々に対して、上の階のベランダにいる男子が意図的にものを落としてきたことがあって、実際に被害を受けたからだ。 確か落としてきたのは、チョークの粉…

新商品に飛び付いては地雷を踏む日常

久しぶりに日常のことを書きます 新商品の食べ物に凄く魅力を感じてしまって、つい買わずにはいられない性質を持っている。私のようなタイプの人は多いのではないかと思う。 先日、三ツ矢サイダーの梅味の濃い版を買ったのだが、失敗だった。三ツ矢サイダー…

お葬式から私が思ったこと

お葬式というのは故人のためではなくて、遺族のためにあるものなのだと思った。 お葬式というのは、忙しい。やることがいっぱいある。 しかし、その忙しさを与えてくれることに、助かっているところがあるように思う。(逆に言えば、お葬式が終わって落ち着い…

説明的な、余りに説明的な

昨日私は、呟きを駆使して友人たちと交流する場で、恥ずかしい間違いをした。 予測変換のいたずらによる誤字はよくやってしまうことなので、それ自体を気にしているのではない。 あの文章はわざわざカタカナ語を用いなくてもいい文章だったからだ。 「高校卒…

また壊れた

またスマホを壊した。最後に修理に出したのは今年の6月だった。それより前だと去年の12月。 半年周期でスマホを壊して修理に出している。高い使用頻度と、乱雑に扱いよく落っことすことが要因だろう。完全に動かないわけではないけれど、スクロールしても…

黒歴史建設ラッシュ

既にこのブログの中の投稿において、半分以上が消したいものになっている。修正しようにも、その文章を見るのが恥ずかしくてつらくなる。 書いているときには思い入れや熱があったりもするが、終われば夢のように覚めてしまうし、冷めてしまう。書いた数分後…