集合住宅

蛇の道はheavyだぜ

初めてクラブに行ってみた話 1

私たちが行ったのは神戸三宮にあるLARUSというクラブだ。そこを選んだのは、
『大阪は何となく怖い。でも三宮なら土地勘もあるし大阪より敷居が低そう。』という同行する友人の判断によってだ。クラブには音楽を楽しむ音箱と、ナンパを目的としているナンパ箱の二種類があるようだが、このクラブがどちらのものなのかはわからない。クラブの規模についても、今回が初めてなので比較対象が無いためわからない。でもダンスフロアは小学校の教室ぐらいの広さだったので、あまり広くなかったと思う。

まず外で身分を証明できるものを提示して、カードを貰う。貰った後は階段を降りて受付へ行き、そのカードを渡し、お金を払う。金額は1500円だった。(男性の値段はわからぬ)
その後でロッカーにコートや荷物を預ける。
http://starmix2.blog97.fc2.com/blog-entry-149.html


持ち物に関してはこのブログを読んで参考にしていたので、私も友人もショルダーバッグを持っていた。あれなら両手が空くし邪魔にもならないのでいい感じ。

ロッカーに荷物を預けたあと、クラブに足を踏み入れた。
薄暗いフロアには、色とりどりのレーザービームみたいな光が差していた。音量がとても大きくてうるさい。音楽にかき消されて人の声が全然聞こえないので、人の耳元で叫ばなければいけない。体に響くようなビート音が心臓に悪い。入って15分ぐらい経ってから思ったのが、『もう十分雰囲気はわかった。帰りたい。』だった。
ここで楽しそうにしている人たちは私と同年代または年上のはずだ。しかし何であんなにテンションが若いのだろう。

おろおろとしている私たちに、女性のスタッフが話しかけてくれた。『LARUSは初めてですか?』と。『クラブ自体が初めてだ』と答えると、彼女はクラブのことを説明してくれ、光る棒を渡してくれた。親切だ。二本貰って振り回して遊ぶ。




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↑薄暗くて分かりづらいが、クラブの写真だ。

とりあえずクラブの雰囲気を味わおうと、お酒を買うことにした。きょろきょろと見渡すと、バーテンダーがすっ、っと手で私たちを誘導した。大音量の中では無音の行動が光って、洗練されて見える。彼は髭を生やしてロングヘアーの髪を後ろに束ねているが、とても清潔感がある。私はチャイナブルーを頼み、友人は『甘くて美味しいのください』と頼んだ。バーテンダーは指で『600円』と伝え、カクテルを作っていた。あの人の対応がとても素敵だったので、まだこのクラブに対して頑張ろうと思えた。このクラブのMVPは間違いなく彼だ。
私の目的は友人とカウントダウンしながら年を越すことだ。とりあえず12時まではここにいようと心に決める。

チャイナブルーを飲み干した後、勇気を出して踊る群衆の中に私も混じった。クラブについて思ったのが、踊っている人はいるものの上手に踊っている人はいないなということだ。ただ音楽に合わせて体を揺らしたり跳び跳ねたりするだけでいい。もしプロみたいに上手い人ばかりが集まって踊っていたら、我々は萎縮して踊れなかったように思うから、敷居が低くて助かった。
あと、イケイケな見た目の人ばかりだろうと想像していたが、普通の格好をしている人もよくいるなということだった。(比率で言えばイケイケよりも普通の人の方が多かったかも)
年齢層は比較的若い人が多い。
友人のように生足を晒していた女子はいなかったように思う。いても少数だったのかな。

(続く)