集合住宅

蛇の道はheavyだぜ

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

淡路島『ナゾのパラダイス』再訪&取材編

数年前に、ナゾのパラダイスを訪れた。 しかし当時の私には内容があまりにも過激だったのと羞恥心を掻き立てられたために、あまりナゾのパラダイス自体のことをよく覚えていないことに思いついた。 ナゾのパラダイスに関する記事が書きたい、しかしあれでは…

淡路島『ナゾのパラダイス』に赴いてしまった時の話

ナゾのパラダイスを知ったのは、高校一年生の頃だった。 私が所属していた生物研究部の活動で、立川水仙郷付近のフィールドワークをすることになった。この部活は『外部の友達を連れてきても構わない』ようなとてもゆるい部活だったので、私の友人のZも参加…

コンビニ行脚いたずらの旅 2

四件目、ローソン。華やかな20代の女性が私のレジをしていた。毛先にパーマネントのかかったボブカットで、結構可愛い子。横にいる女性店員ともっと話したそうにしていたので、彼女たちは仲がいいのだろうと推測した。詰め替え用ではない、ちゃんと容器には…

コンビニ行脚いたずらの旅 1

なにか面白いことがしたい。この何も起こらない退屈な日々に何か変革を起こさなくてはならない。 リメンバー。思い起こせ。高校生のあの頃は、自分で面白いことを探していたではないか。隕石は燃え散る瞬間が最も美しいように、『衝動』している瞬間が最も私…

さらに前よりもっと生々しい話 2

私は処女です。しかし、特別守ろうという意思があったからと言うよりも、ぼんやりとしていたらいつの間にか今もそうなっているというような、そんな感じです。 取捨選択の機会が私に一度でも訪れたことはありません。また近い将来それが訪れるようにも思いま…

さらに前よりもっと生々しい話 1

私は処女です。二十歳にして。よく処女のことを、攻められても落ちない城』といった喩えかたをしますが、私の場合、『人々から忘れ去られ誰からも攻められることがなかった城』って感じです。特別守ろうという意識や意図があったというよりも、単純に『モテ…

過ぎ行く他人と快速電車

鳥取へ帰る友人Sと三宮で別れたあと、電車に乗った。そのままうちには帰らずに途中の駅で降りて一人でラーメンを食べた。その駅はラーメンの激戦区なのかラーメン屋さんが隣り合わせて何店舗もある。文明の利器『食べログ』を駆使して評価の高い店に決める。…

バレンタインとグミックス

年々バレンタインが自分にとって遠いイベントになっていく。今年ほどバレンタインの存在感が空気だったことあったかしら。数日のあいだ、Sという友人がこっちに遊びに来ていて、映画館で映画を観たり(ベイマックス!)家でも映画を観たり、グミを作ったりして…

雪の降る日に

某月某日 この街に雪が降った。積もるほどではない、短期的な粉雪である。口を開けたり目を開けたりしていると雪が入ってくるので、口を固く閉じ、薄目を開けて自転車を漕いでいるとたまらない窒息感に襲われる。バイト先のスーパーに近づけば近づくほどより…

ちーちゃんはちょっと足りない 感想文

阿部共実さんの『ちーちゃんはちょっと足りない』という漫画を読んだのだが、鮮烈な印象が残ったため、感想を書こうと思う。 この漫画はちーちゃんを主人公にしている…‥と見せかけて、その友人のナツが主人公の漫画であると思う。 一話から四話まではほのぼ…

雨の花

雨の日は頭上に花が咲く。 24本の骨を持つ私の傘を開いた時、頭上にまるで乱菊の花が咲いているように感じる。緋色の傘から透過するわずかばかりの光は、まるで絹ごしされたかのように柔らかい。 私は頭上を眺めながら歩く。そうしていると、緋色に包まれて…

退廃未遂

いつからか自分にはある恐怖が付きまとっていた。 『私が演じている私の皮を剥いだその奥には、つまらない私しかいない。』と。私は人と話していて時折ひやりとする。私が本当はつまらない人間であることがバレてしまったのではないかと。私は自分の底を知ら…

ディスカス1月号

1月1日 愛を読むひと 前半のラブシーンの生々しさに、ああこれ一人で見てよかったと思った。後半のシリアスな展開はよかったと思う。前半は魅力的なお姉さんを、後半では老婆の役を同じ女優さんが演じているのに凄いなって思った。1月5日 レゴムービー もう…